AL『現実逃走記』から約7ヵ月、待望の4曲入りMAXI SG『遥かなる日々』を完成させたジャパハリネット。4曲共にカラーの違う楽曲が揃う作品は、それぞれが表題曲になってもおかしく無いほどに完成度が高い。そんな作品を引っ提げて、HARINEZUMI ZENSEN TOUR、HARINEZUMI X'mas TOURを敢行。久々に美しく揃った4人に話を聞いた。text●aco nagata
「最近は曲も増えてきたけんライブでやる曲と曲順選びが凄くシビアになってきてます!」
―デビューして休む間も無く走り続けてますけど…
鹿島公行(以下鹿)「正直まだ全て消化できてない感じですね。密度が濃すぎて全部が繋がってないというか…今はまだまだやる事がいっぱいあるんで」
―夏も忙しかったですもんね。モンバスもあったし!
城戸けんじろ(以下け)「そうですね。モンバスは、実際にステージ立ったら、あぁこんな感じやった!と思う所とあれ?こんなはずやなかったのにと思う所があって。まぁこれからもそういった葛藤は出てくると思うけんそれと闘いながらいいライブを続けて行けたらいいなぁと」
鹿「今年のフェスはケツの方に出る方が多かったんですよ。待ち疲れってのはあったけど、逆に待ちに待って出た!という爆発力があったんかな?」
中田衛樹(以下中)・中岡良一(以下良)「あった!あったですよ」
中「あと丁度夕暮れ時やったから照明も綺麗やったし、夕闇に溶け込めた感じで気持ちよかったです」
良「夕暮れを独り占めって感じやったしね」
け「おっ!センチやね!」
鹿「それらが印象的でしたね。ただその間のケータリングを我慢するのがめちゃめちゃ大変よぉ!先に終わった人とかがビールガブガブ飲みよるけんね!」
―一同爆笑
け「そうそう。ライブの前の飲み食いはなるべく避けとかんとー!」
鹿「うちの中田君なんかライブ前に食い過ぎて相当しんどそうやけんねー。また食い過ぎた!!って何回も聞かされとるけん」
―心無しか一回りふくよかに…
中「わははははは」
―食欲の秋!しっかり食べてます?
中「あ、はい」(照れ臭そうに)
―さてさて『遥かなる日々』がリリースされて約1ヵ月。感触はどうですか?
け「ある友達はこのシングルを聴いてまた次が楽しみになった!っちゅう奴もおるし、次の作品で今作と向き合えるんやない?って奴もおったし…単純に内容自体の表現が広がったんやないん!って言ってくれる奴もおったり」
良「僕は車の中でこの作品を聴いている時、自分達がやったんじゃないような瞬間が1回だけあって。この曲相当いいなぁ〜って久々に思えたんですよ。前の曲がどうこうっていうのではなく、自分の時間の中でそう思えた事が良かったなって」
―タイトル遥かなる日々…その先には何があると思いますか??
け「大往生です!僕の座右の目です!でも一口に言うのは凄く難しいですね」
鹿「うん。ぼんやりとはあるんですけどね」
―歌詞自体がそういう感じですよね。“何か”っていう言葉が結構出てくるじゃないですか?見えてないけど漠然としたものって、皆何かしら抱えて生きているというか…だからきっとこの4曲は聴いた人それぞれが違った印象と感想を持つと思うんです鹿「そーっすね。そう捉えてもらえると嬉しいです」
―ジャケットはCheap Trickの『蒼ざめたハイウェイ』をパロってますが…
け「毎回ジャケットもユニークな感じにしたいという…ジャケ買いしてくれる人がおった方が面白いやないですか」
鹿「ただ本物そっくりにするのが相当大変やったですね」
中「僕は眼鏡がどこ探しても見つからなくてオーダーしました!」
―さて11月にはライブツアーも控えていますが
け「そうですね、最近は曲も増えてきたけんライブでやる曲と曲順選びが凄くシビアになってきてます。その分色んなものを提供できるかなと」
鹿「あと、高松のお客さんは声がでかいよね。元気がいい!」
良「うどんで動くんですかね?」け「うどんはおやつって聞いたけど」
―フツーに食事ですよ!
け「アイツ嘘つきよったな!!」
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