津軽三味線 浅野祥 ツアー2010「祥CASE Vol.4 -Believe-」
7.2(金)19:00 高知X-pt.
7.3(土)17:00 松山MONK
全自由3000円(整理番号付・1D付)
●チケット好評発売中=d-ticket/LAWSON/ぴあ(サークルK・サンクス)/各ライブハウス/
津軽三味線を始められたきっかけは?
浅野▼祖父が津軽三味線を趣味でやっていて、自分にとって津軽三味線というのは幼い頃から身近な存在で、何気に祖父の三味線を触ったりして、気づいたら弾いていましたね。やがて、本格的に弾き初めて、自分の三味線を買ってもらったときは本当にうれしかったですね。
浅野さんをそこまで魅了する津軽三味線の魅力は?
浅野▼僕が一番の魅力だなって感じるのは、たった3本の弦でいろんな音色、世界を表現できるところですね。じょんから節とかの民謡にしてもそうですけど奏者によって弾き方が違っていて、自分だけの曲を弾いていけるというのが魅力的で。伝統楽器以前に1つの楽器として好きですね。
津軽三味線の全国大会で3年連続優勝されたこともあるそうですね。
浅野▼全国大会のA級で、3連覇すると殿堂入りという形でその後は出場できないんですね。それを何歳になっても達成したくて。最初の優勝が14歳で、16歳で3連覇できてうれしかったけど、自分が三味線をやっていく中での大きな目標を達成してしまって、「これから何を目標にすればいいんだろう」って思いましたね。
このアルバムはフランスでレコーディングされたそうですね。海外でのレコーディングは初めてだったそうで、不安などはなかったですか?
浅野▼17世紀に建てられたお城でレコーディングさせてもらいました。石造りのお城で三味線の音の響きが全然違うんですね。撥を叩きつける音が強く響いて弦のメロディが聞こえづらいって言われて、どうすればいいんだろうって考えて、新しい奏法を発見できたりとすごくいい経験になりましたね。? 現地のスタッフと言葉が通じるかなって不安だったんですけど、音を出してみたら現地のメンバーともコミュニケーションがとれるようになって。音が言葉になる、音で語り合うという、そういうコミュニケーションを肌で感じられて、音楽に言葉はいらないという言葉を実感できましたね。
7月の高知ライブの会場はx-pt.ですが、ライブハウスでの演奏も行われるのですか?
浅野▼楽器の生音を聴いてもらえる、お客さんとの距離が近い。そういった部分をツアーでは重視しているので、ライブハウスやライブカフェでの演奏も多いですね。
ライブはどのような内容ですか?
浅野▼去年は前半に民謡をやりましたね。民謡には歌詞があって、それを説明しながら弾き語りした。後半はテネシーワルツやクィーンなどの洋楽を津軽三味線で弾いたり、石川啄木の詩に曲をつけて歌ったりとか、「三味線はこんなにも面白いんですよ」って知ってもらえるような内容で、最後は津軽じょんから節をやらせてもらいましたね。
HPをご覧の皆さんへメッセージを。
浅野▼津軽三味線は難しい、固いイメージがあると思いますが、そんなことはなくて1つの楽器としてもすごく面白い楽器なので、僕のライブを通してそれが分かってもらえるとうれしいです。ぜひ足を運んで下さい。
【ROFILE】 浅野祥●あさのしょう 1990年3月生まれ。宮城県仙台市出身の津軽三味線奏者。祖父の影響で物心がついた頃より三味線を弾くポーズをとって、民謡を口ずさむ。 5歳から本格的に津軽三味線を始め、8歳で津軽三味線全国大会に史上最年少出場し、D級(15歳以下)部門で優勝2004年に津軽三味線全国大会の最高峰A級チャンピオンになり、2006年まで3年連続優勝を達成。2007年にメジャーデビューを果たし、全国的に注目を集めている。