Staff Blog/スタッフ ブログ

Archive for 6月, 2010

2010年06月03日(木曜日)

Maki Ohguro 新A写.jpg

 

前作から約1年。シングルとしては3年振りとなる『IT’S ALL RIGHT』がリリースとなり、ライブハウスツアーをスタートさせた大黒摩季。四国は高知のBAY5にて。久々となるライブでは、パワフルな新作の勢いをそのままに、摩季姉がどんなステージを見せてくれるのか実に楽しみ!最新シングルとライブについて、話を聞いた。

 

■実際にCDが出来上がってみて、今どんな気持ちですか?

「やりたいこと、やるべきこと、久々にやりきれたので爽快な充実感に溢れています」

■前作はセルフ&カ洋楽カバー。タイトル通りラグジュアリーでゴージャスな仕上がりに。聴いていてとても優しい気持ちになれました。そして、本作はガラッと表情が変わり80年代のハードロック&デジタルサウンドが融合したパワーの中にもやさしさと愛が溢れる曲に仕上がっていますね。制作にあたり、こういった曲にしたいという指標のようなものはあったのでしょうか?

「ゆっくり休んだら動きたくなりますよね。最近作品作りの姿勢として、良い意味で狙わないようにしています(笑)。なので指標のようなものはなく、むしろ真っ白なキャンバスにひとまず思いのままに書いたら、IT’S ALL RIGHTが描かれてた。今の自分が心の底でこういうことを思っていたのかという、嬉しい驚きにも似ています。自己分析すれば、自分に任せるままに出てくるもののほうが案外キャッチーで(苦笑)ストレートな、いわゆる皆さんで言う「大黒摩季らしい」になっている(笑)なので、40歳人生後半のスタートを飾るには相応しい、粋のいい、自分が最も好きな80’s中盤~90’s前半までのエンタメROCKと現代のリズムの融合と歌詞でも21世紀世代と20世紀世代の融合を根ざす応援歌がシングルとなったことは、自分としても喜ばしいです。『パワーの中にも優しさと愛が溢れる曲』というのは最高の誉め言葉です。大人の女のROCKはエッジと共に懐が深くありたいと思うので」

■タイトル「IT’S ALL RIGHT」は、まさに究極の言葉だと思います。詩も印象的で“君が信じるものを信じればいい 社会が違っているだけ 君は間違っていないわ”というフレーズを聴いて、少し驚いたと同時にそれを言い切ってしまえる摩季さんに感動しました。タイトルに込めた想い、そしてそんな風に物事を捉えられるようになった背景はなにかあるのでしょうか?

「『IT’S ALL RIGHT=大丈夫』この言葉は、大人になったら余計に、不安だったり今一つ頑張れない日や、むしろ踏ん張らなきゃいけない日に一番言われたい言葉です。なぜならやるべきこともわかっているし、それなりになんでもできるわけですから、物事の説明や指示よりもまず欲しいのは素直な応援の言葉=肯定だとは思いませんか?今の私の発想はきっと、私が生きてきた道に答えがあるのだと思います。山あり谷あり崖もありましたが、まぁ何とか越えてそれなりに良い人生であり、描いたものとは違えども幸せな方だと思えているので、案外良く年を重ねられてきたのかなと思っています。だからこそ今は昔より強く、アリガトウとゴメンナサイがしっかり言える、やることをちゃんとやってるからこそ言うべきことはしっかり言える、良く働き良く遊べる“ブレないカッコイイ大人”になりたいし、過剰なまでの干渉社会に怯えて流れに身を任せてばかりじゃ未来は変わらないと自分でも反省し、ROCKを背に宣誓(笑)したみたいなところはありますね」

■レコーディングは順調に?また、その時のエピソードなどあれば教えてください。

「今までにないほど順調なうえに、贅沢もできたので大満足です。3歳でクラシック音楽に出会い、5歳の時に父のレコード棚から間違ってレッド・ツェッペリンとディープ・パープルなどを聞いて衝撃を受けたせいか、どうしても良いメロディーとディストーションギターの音でホッとしてしまうので(笑)、ギターソロを山崎淳さんと、マーティー・フリードマンとリリースに合わせて別テイクを録らせて頂き、まるで色違いのバーキンを二つも買ってもらったみたいな感動です。いっそラウドネスの高崎さんも、なんて夢見ましたがスケジュールが合わず、神様から“欲張りすぎ”と叱られた気分です(笑)初回限定版にはマーティーのプレイ、PVには淳ちゃんのパフォーマンスが映像であるのでギターキッズにも見て貰いたいです。うっとりですよ!」

■曲を通して1番に伝えたいことは何ですか?また、リスナーにどういったことを感じて欲しいですか?

「若者にはサビのフレーズが援護射撃になれば、同年代より上には解放感をもたらせたらいいですね。21世紀の泳ぎ方を若者から影響を受け、20世紀・昭和を生きた私達から若者が温かい愛情表現や生身のコミュニケーション方法などの影響を受ける、上手な新旧融合をし共に未来を変えようゼ!みたいなことは伝えたいのですが、まぁ音楽なので、世代に関わりなく直感的に『なんか元気がでる』とか『なんかやってみたくなった』とか、なんせ心の温度が1℃上がってくれれば本望ですね」

■今回の楽曲の制作に関して、新しくチャレンジしたことなどはありますか?

「PVでいっちょかみ女優(笑)映画製作のチームにドラマ仕立てにして頂き、そのストーリーの流れ上ちょい役で出演しました(苦笑)。『ありがとう』と言うだけで、表情や動きなど気にすることが多く、俳優さん達ってマジ凄い!と感動したと同時に、私には向いていないということだけはわかりました(笑)」

■楽曲を聴いて個人的に思ったのは、摩季さんの人間力の高さ。それはやはり自分のやりたい音楽を貫いているからこそ表現できるものだと思います。では逆に、ご自身が思う大黒摩季の一番の魅力は?

「いや~~っ、誉められるとものっ凄い嬉しいっ!ですが自分では自分の理想の女性に向かってまだまだ絶賛成長期なのでわかりません、ほんと。大黒摩季を脱いだ私は相当小黒ですから(苦笑)」

■この作品を通して見えてきたもの、また、新曲がリリースされる前で少し気が早いかもしれませんが、これからやってみたいことや今後の目標があれば教えてください。

「やりたいことは山のようにあって、、、まずはアルバムでも21世紀リズムと80’s~90’sROCKの融合をもっと追究してイカしたサウンドを作りたいとか、バレエの西島千博さんに踊って貰えるようなクラシックの大作を作ってみたとか自分の書いた原作で映画が出来たらいいなあとか、日本の海でもう少し波乗りしたいとか、ゴルフでコンスタント90代になりたいとか(笑)理学療法士の免許も取れないものかとか、、、、和服を洋服を着るがごとくすっと着られるようになりたいとか、習字をもう一度学びたいとか(笑)そして目標は、それらにいつも跳びつけるように『健康&健全』であり続けることでしょうか(笑)」

■5月末からはツアーも始まります。アーティスト人生初のライブハウスツアーということですが、ホールではなくライブハウスにこだわった理由は?

「人生第二ステージの始まりはやはりROCKのベースキャンプであるライブハウスからでしょう!所謂初心に帰ってまた走ってゆこうということです」

■最後に、四国のファンにメッセージをお願いします。

「四国は、人といい、自然や資源といい、本当に豊かなところで私は大好きです。四国の皆さんが良い意味での変化はありながらも、変わらぬ美しさを守って頂けますよう『元気が出る音楽』を毎年、最低一度は振る舞いに行くつもりです。私と共に日々の憂いを、心を解放し、存分に楽しみましょう!!!!らぶ」

 

■LIVE

6/6(日)@高知BAY5 SQUARE  17:00start  \6500(1d別)

 

■NEW SG『IT’S ALL RIGHT』 NOW ON SALE!

 

コンサート チケット 会場情報 Domo メンバー スタッフブログ 会社概要