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NEWS PRESS ー 新着情報 ー

【松室政哉】インタビュー!

DOMO PRESS

2019/12/23

松室政哉 interview
ポップスに選ばれた男・松室政哉。満を持してこの冬リリースする配信シングル『ハジマリノ鐘』は、2ndシングル『僕は僕で僕じゃない』に続きこれまで第三者的な目線で楽曲を紡いできた松室が、より自身の経験や思いをリアルに表現した渾身のバラードソングだ。もがき苦しむ中にも愛と希望を感じる本作を前に、今の心境を語ってもらった。
text & photoaco yamazaki

 
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「“初めて”が多かった一年でしたね。初めての全国ツアーも経験させてもらいましたし」と、怒涛の2019年を振り返る松室政哉。1stアルバム『シティ・ライツ』の全国ツアー(各地ソールドアウトという大盛況)に始まり、夏にはカフェを模した弾き語りツアー"cafe de MURO"を、11月〜12月にかけては“ハジマリノ鐘”ソロツアー(初の高松公演ワンマンも!)を敢行するなどとにかく精力的に動いた。そして20203月にはバンドスタイルでの“はじまりの鐘が鳴る”ライブが既に決定しており、その勢いはとどまるまる所を知らない。まさに“ライブ”というものが松室自身を大きく成長させたと言っても過言ではない一年に。
「全国各地色んな所に歌いに行かせて頂く中で、僕の知らない人が僕の歌を知ってくれていて、チケットを買ってライブに来てくれるっていうのが凄く不思議な感覚で…もちろん嬉しくもあり、その気持に応えたいという思いも今まで以上に強くなった一年でした。その分歌に対する意識も変わりましたし…」
少しずつではあるが、ジワジワと自分の世界が広がり、伝わっていく実感があったという松室にとって、大きなターニングポイントになるのが昨年6にリリースした2ndシングル『僕は僕で僕じゃない』。
「僕は映画のようなカメラの視点=俯瞰で曲を作る事が今までは多くて、まさに映画の群像劇みたいな作品を作りたいなと思って出来たのが『シティ・ライツ』という1stアルバムなんです。ツアーも終えて一つその世界観が完成したというか。それで次にどんな作品を作ろうか考えた時に、今まで登場人物に向けていたカメラをガラッと自分の方へ向けてみたんです。接写にして心の方へ向けてみたら凄くパーソナルな曲が作れるんじゃないか?というマインドになって。それで22歳の頃の自分が大阪から上京した時の葛藤を描いてみようと」
今までの詞とは視点を変え、一線を画した生々しい独白は結果多くのリスナーから称賛と共感を得たが、自分の内面にフォーカスし曝け出すという意味で制作に対する不安はなかったのだろうか?
「もちろんリスナーの方がどんな反応をするのか複雑な部分はありました。でも僕は世に出した時点で歌は全て人のものになると思っているので、一つの問題提起であったり、ストーリーテラーになればいいのかなと。あとはシンガー・ソング・ライターとして今までこういう曲を書いてなかったというのもあるんですが、僕自身内面を曝け出した曲を描きたいっていうのがずっと頭の中にはあったんだと思います。それには『シティ・ライツ』っていう作品の大きな振れ幅があったからこそだと思うんですが…」
そんな表現の幅を武器に、進化した松室政哉が満を持してリリースする『ハジマリノ鐘』は前作からの流れを引き継ぎながらも今を強く生きるアンサー・ソングとも言うべき一曲。
「実はこの曲、上京してすぐに作ったもので2012年には出来ていた曲なんです。今の曲作りのマインドがパーソナルな所になっている中で『僕は僕で僕じゃない』っていう曲が出来て…そのマインドを引き継ぎつつもぴったりとハマったのがこの『ハジマリノ鐘』だったんですよね。『僕は僕で僕じゃない』って言った後のコレっていうのが、映画的発想でもあるんですけどいい流れになっているなって」
“僕は僕で僕じゃない”と歌った前作の後に“生まれ変わっても僕でいい”“僕がいい”と歌う本作は、計算ではなく時間を経たからこそ、そこに命が吹き込まれたかのような“偶然であり必然でもある”作品。
「本当に不思議な曲だなと思います。今にハマるっていう。ただ生まれ変わっても僕でいいってなかなか言えないじゃないですか?でもそう言いたいし、言えるようになりたいし、願いに近いのかな?と思うんです。皆心の中ではそう思っていてもなかなか言葉にして言えないことって沢山あって。これは22歳の僕が書いた歌詞ではあるんですけど、29歳の僕が歌っても何の違和感もなくて…だから40歳になっても60歳になっても歌える気がしています。そういう意味で言うと、この曲って“生きることの強さ”みたいな凄く不変的なものを歌っているのかもしれないですよね」
そんな不変性を牢固たるものにするのはやはりメロディの美しさでありキャッチーさでもある。そう、世代を越えて誰もが聴ける耳馴染みの良さは松室政哉の真骨頂。そこへ壮大さを加えるストリングスやパーカッション、コーラス等の絶妙なアレンジが施されていている分けだから、2度美味しい作品でもある。
「実はオケも歌入れ以外は45年前に録ったものなんですよ(笑) 当時、松室バンドでもギターを弾いてくれていたTAIKINGSuchmos)がアレンジの母体を作ってくれて…。それこそこの曲を弾き語りでバーっと作った後にお願いしたらこういうアレンジが返ってきて。あぁ凄くいいなって。僕は基本的に難解な曲は作りたくないし、聴手に届いた時に分かりやすいっていうのが一番理想なんです。そういう意味で言うとこの曲のメロディラインとかアレンジは凄くいいものが出来たなと。これからもそういう曲を書いていきたいと改めて思いましたね」
11月からの“ハジマリノ鐘”ソロツアーを経て、3月にはバンドセットによる“はじまりの鐘が鳴る”ライブが大阪・東京にて決定、弾き語りで披露されてきた『ハジマリノ鐘』がどんな風に披露され、鳴り響くのか非常に楽しみだ。
「ここ一年で歌うっていうこと自体が今まで以上に楽しくなってきていて…それは自分の歌が届いてるっていう実感があるからこそだと思うんですけど。それに加えてバンドでやるっていうのは僕自身も否が応なくテンション上がるものなので絶対楽しいし、楽しみです。“ハジマリノ鐘”ツアーではやっと四国ワンマンが出来たので、次こそはバンドでも上陸したいと思います!」
今後の松室政哉の活躍を楽しみに、2020年のライブ開催を待とう。
 
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