interview●Yutaka Sato(TJ Kagawa) 取材協力●FM香川

自らレーベル「asian gothic」を設立し、AL『quake and brook』を5/11にリリースするthe band apart。松山・高知でのライブを目前に控え、高松を訪れた木暮栄一(Dr.)がインタビューに答えてくれた。

 


 

確かに“凝ってる”部分はあるんですけど、小粋にサラリと聴かせようとは心掛けています。
●1年8ヶ月ぶりのニューアルバム『quake and brook』が、ついに完成しましたね! 作る上で前作の時と変わったことは?
「曲の元になるネタはメンバー4人とも作るんですけど、ヘタなものは誰も出さなくなりましたね。あと、1stシングルのような分かりやすい構造の曲が減ってます。より噛み砕いて昇華したものを出していけたんじゃないかな」
●分かりやすさをなくして、より凝った作品になった、と。
「う〜ん、確かに“凝ってる”部分はあるんですけど、それが耳につかないようになってるから。『難解なことをやってます』みたいなのは嫌いなんですよ。僕たちはそういう難解さのアピールは絶対しない。もし凝ってても、小粋にサラリと聴かせようという心掛けはあります」
●なるほど、確かにすんなり聴けるんですけど、よく聴くと後ろで不思議なギターフレーズが鳴っていたりしますもんね。「はい、そういうふうに聴いてもらえると嬉しいです」
●今作は遊んだ曲もなく、前作よりも硬派な印象ですが?
「でも、10曲目(『real man's back』)なんかダサイと思いますよ(笑)。その曲をアルバムに収録したところが、自分たちとしてはユーモアたっぷりだと」
●(笑)さて、もうツアーの四国公演が間近に迫っていますが、ライブ中に心掛けていることは?
「とにかく没頭することですね。お客さんのことはほとんど目に入らないくらい演奏に没頭して、そして見ている人たちに何かが伝われば、それが一番嬉しいかな」
●では最後にメッセージをお願いします!
「四国はホントに来るたびにいいところだと思うので、(ライブは)“まったり”しすぎないで、熱量保ったままガツンとやります。四国パワーには負けませんよ!」

★AL「quake and brook」

 


LIVE●
2005
/5/28(土)@松山サロンキティ 
5/29(日)@高知キャラバンサライ