谷村新司interview



昨年はデビュー30周年を迎え、約3年振りとなるAL『半空 NAKAZORA』をリリース、全国50箇所 にも及ぶ記念リサイタルツアーを成功させた。まさに人生に於いても栄光を掴み取った谷村新司だが、 コンサート活動を休止というニュースに驚きを隠せないファンも多かっただろう。どんな気持ちで彼 はツアーに臨むだろうか？今の心境を語ってもらった。 

Q1.デビュー31周年目を迎えて…今の心境はいかがですか？ 
―30年だからとか31年目だからといって特別な心境になることはとくにありませんが、1日、 1時間、その時を大事にしていこうという気持ちは強くなってきました。 

Q2.長いアーティスト活動を続けてこられた谷村さんだからこそ伺える事だと思いますが、今までたく さんのツアーで全国各地を回ってこられて、特に四国で印象に残っているエピソードなどあれば教えて 下さい。（四国のファンとの思い出や四国の良さも交えてお願いします） ―毎年四国は回っているけれども、４県それぞれの色があっておもしろいです。特にあのアン ティークな徳島市立文化センターで汗まみれでコンサートをすることを楽しみにしています。 いつになったら改装されるんだろうなぁ・・・。 

Q3.2003年のツアーのコンセプト、またどんなステージにしたいかなど、詳しく教えて下さい。 ―昨年の日中国交正常化３０周年の記念イベントの時にテーマ曲として手がけたのがツアータ イトルになっている｢宝石心｣です。心に残る思い出を光り輝く宝石に例え今回のツアーではそ んな気持ちをお客様と分かち合う。コンサートで一緒にいるときを大切に刻もう。そんなコン セプトでお馴染みのスタンダードからアリス時代の曲まで織り交ぜています。ライティングは 特に一曲ごとに丹念に作りこみましたので、見てもらったら忘れられないと思いますよ。 

Q4.コンサート活動休止の意味、谷村さんの今の気持ちを教えて下さい。 
―31年走り続けてきました。一度止まってみようと思います。そこで初めて見えてくるもの、 感じること沢山あると思います。自分のための人生だから自分のために作っていくことが必 要。別れ・・でも永遠のものでなく、再会するときの喜びもあるかもしれません。ツアーは 休んでも自分自身の情熱はなくなることはありません。 

Q5.最後に、ステージを楽しみに待っている四国のファンへメッセージをお願いします。 
―久しぶりに主要４都市を回ります。楽しみにしています。区切りとなるステージです。心に 残るステージとなるよう頑張りますので是非お越しください。