■サルサガムテープ
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1994年1月、ミュージシャンかしわ哲の呼びかけで、神奈川県の福祉施設を利用する知的障害者と共に結成。ポリバケツにガムテープを貼った手作り太鼓でラテン系リズムセッショッションを始めた事からこのバンド名がついた。福祉イベントに出演する傍ら、96年にはスウェーデンで初の海外ライブ、その後、韓国のパーカッショングループとのジョイントを日韓両国で行うなどの活動を続けてきた。99年にNHK「みんなのうた」に出演し、CD『まひるのほし』をリリースし、それを機に本格的な音楽活動に乗り出した。現在は障害のあるメンバーと、そうでないメンバーが渾然一体となったバリアフリー・ロック・バンドに進化している。あの忌野清志郎をして「ロックンロールの原点」と言わしめた元気サウンドは、ライブで無敵のパワーを発揮してくる。ロックが開かれたものであるならば、障害のあるなしに関わらず人間の出すパワーをのせて、ロックンロールはリアルに響き渡ることだろう。さらに言うなら、サルサガムテープは21世紀の新たなロックの可能性でもあるのだ。
このサルサガムテープを中心に立ち上げた『ヌクヌクレコード』は、今後アウトサイダー・アートと呼ばれる、障害者のアートの総合発信ネットワークとして活動することも視野に入れているという。DOMOを手に取りこの記事を読んで頂いた方には、ぜひとも彼らの発する"圧倒的肯定"、"無限の可能性"を感じて頂きたい。『レガート・アリガート』はDUKE SHOP全店で入手可能、その他詳細はサルサガムテープホームページで。
http://salsagumtape.fc2web.com/
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