藤岡正明 真夏の全国行脚 〜夏を抱きしめて〜 8/10(土)高松auショップ ez square内篇 テレビ東京系「ASAYAN」超男子ヴォーカリストオーディションにて、全国19,100名の応募者の 中から最終候補4名に残ったあの実力派…藤岡正明が沈黙を破ったのは昨年11月のこと。オーディ ション終了後から約10ヵ月、あくまでもマイペースに音楽活動に取り組み、その結果藤岡自身が 辿り着いたのは、ソロ・アーティストしての始動だった。以前からの比類なきヴォーカルセンスで 現在も注目を浴びる彼が、自己発信企画として夏休み期間限定で行っているのが「真夏の全国行脚」. 8/3に奈良からスタートし、毎日どこかの土地でストリートライブを行うという流れ旅。高松にや って来たのは8/10のこと。ライブ告知を見つけた人達であっと言う間に埋め尽くされた午後3時、 「かわいいーっ!」「かっこいいーっ!」とざわめきたつ会場で、まずは新曲の『FORWARD』『B est Friends(仮)』を披露。アコギのみ、飾るものは何も無し…圧倒的な歌唱力に度胆を抜かれる。 「皆が知っている曲をやろう!」と『 I GOT A NAME』。最初は距離を感じた彼とファンの間も、 手拍子が自然と巻き起こるほどに近く。そこには以前、TVで見せた気難しい表情とは別人の藤岡の 姿があった。会場からのリクエストに応えてアカペラで歌った『川の流れのように』。彼が歌うと、 昔の名曲が鮮やかに更にポップになって蘇る。この曲を自分という個性と共に表現できる19歳って… ?!会場にいたお客さんは実にラッキーだったと思う。最近作ったという『麦茶(仮)』、19のミツ ルが書いたという『アオイハネ』…曲が進むにつれ、私はとても簡単なある事に気付いた。愛くるし い笑顔で楽しそうに歌う藤岡正明の姿…彼は心の底から歌を愛しているのだと…。愛するが故に、幾 度も壁にぶつかり、人とも衝突してきた。それは、彼がいつも音楽に対して真剣だったからだ…。 「せっかくだからもう1曲!」といって歌った『Together』、艶やかな高音が道行く人の足を止め る度、私の気持ちも熱くなる。心を込めて歌う曲が、名前も知らない人達の心を動かす…。実に感動 的な瞬間だった。藤岡正明がソロとしてのスタートを切れた事に、両手を挙げて喜びたい。なぜなら それが藤岡の「あるべき姿」であり「真実」だからだ。もう誰の個性ともぶつからない、自由な音楽 の形。それは彼の歌が、笑顔が全てを語ってくれたと思う。 SETLIST
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