アナム&マキ
10月に学園祭で高松を訪れたアグレッシブ・アコースティック・ギターバンド「アナム&マキ」。四国での滞在時間をちょっと伸ばして行なわれたキャンペーン時に彼女達と接触、22歳の素顔からは様々な発見と驚きが…。2月には四国でのライブも決定し、ますます二人から目が離せない! |

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●去る10/21、天候には恵まれなかったものの、彼女達自身「楽しみでしょうがなかった」という学園祭ライブは、香川医大の体育館を存分に熱くした。「初めての土地で行うライブやから、お客さんがどういう反応を見せてくれるのか楽しみやったし…いい意味で緊張感があった」(マキ)「最初っからお客さんが立っててくれたのが凄く嬉しかった」(アナム)。1ヵ月ぶりだったというライブへの「衝動」も手伝ってか、二人のテンションも高かった様子。「世代が同じやから…もちろん年上や年下の人に受け入れてもらうのも嬉しいけど、同世代の男女に聞いてもらえるっていう状況って、なんか普通の感覚とは違う」というアナム。普段とはちょっと違ったシチュエーションの中、二人にとっては得ることも多かったようだ。「学生さんって、そこで生活のほとんどをしてはるわけじゃないですか。やからそこに入り込んで、ライブをやれるっていうのは、ライブハウスでやるのとはまた全然違う。学校とかの雰囲気って凄く好きなんですよ、コンクリートの冷たい感じとか…」(マキ)。ちょっと昔を思い出したように、学祭での話をする彼女達。そんな二人の原点もコンクリートの匂いがする学校にあった。高1で出会い、ひたすら音楽に没頭し続けた日々、その時から明確にあった自分達の目的『プロになって、歌いつづけたい』という想い…。プロという夢を実現させてもなお飛躍しつづける二人の姿は、2ndアルバム「ゴッタ」でも顕著に現れている。「単純に歳はとってますから、デビューしてから1年、たった1年かもしれないですけど、いろんな事がありましたからね。やっぱり変わった部分もあるし、成長した部分もあるし…。自分達がこんなに色んな顔をするんやって、客観的に見れた。凄くリラックスしてできたし、激しくもあり、優しくもあり。こんなのもできるんやって自分達でも発見があった。また次につながるような、飛躍できたアルバム」と、マキが分析するように、いい意味で力の抜けた素直な楽曲、等身大の自分達を映し出す歌詞は1stアルバムに比べても格段に進歩しているし、女らしく、艶やかだ。タイトルの『ゴッタ』にもあるように、ゴッタ煮みたいに色んな音や、いろんな人が参加して完成したこのアルバムは、きっとこれからのアナム&マキの核となるであろう逸作。互いに全く違う感性を持ちながらも、共感し合い、新しいサウンドをどんどん生み出していくアナム&マキ。本当は、出会う前からもずっと、お互いを、今の場所を求めつづけていたのかもしれない…。そしてそれを手に入れたこれからの彼女らに、大きな期待を寄せられずにはいられない。 |
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